昨年の6月、近所の公園に立っているケヤキの葉がかじられているのを見つけました(キャプション写真)。
食害痕をアップにしたのが下の写真です。
食べられた痕は、葉脈が残って網目状になっています。
しばらく観察していると、葉の上で体長3mm程度の小さな甲虫が動いているを見つけました(下写真)。
褐色の短毛で覆われた上翅と、その中に3本の波形銀白色の横帯。この特徴、ヤノナミガタチビタマムシです。ヤノナミガタチビタマムシの成虫と幼虫はいずれもケヤキの葉を摂食します。
“ヤノナミガタチビタマムシ” の被害対策としては、虫を駆除することが大切です。
- 幼虫の入った被害(落)葉を集めて焼却する。
- 秋期、樹幹にこもを巻き、越冬幼虫を捕殺する。
- 成虫は葉上によく見られるので、見つけ次第捕殺する。
ギャラリー
ヤノナミガタチビタマムシの食害痕の特徴は網目状ですが、同じ葉には下写真のような食害痕もありました。網目状の食害痕ではありませんが、やはりヤノナミガタチビタマムシの食害痕でしょうか?加害した成虫の大きさによって、食害痕も少しずつ異なるのかもしれませんね。
ヤノナミガタチビタマムシ
この記事では、樹木を加害する “ヤノナミガタチビタマムシ” について、当サイトの管理人 “kodachi” が本などで調べたことを記録しています。 “ヤノナミガタチビタマムシ…
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