この日記では、当サイトの管理人 ”kodachi” が樹木に発生した病虫害を診断し、対策方法を提案します。
はじめに外観できる症状と特徴を写真を交えて解説し、その後、病虫害を決定します。症状から順に読み進めながら管理人”kodachi” と一緒に診断することは、樹木病虫害診断の良いトレーニングになる思います。樹木病虫害に携わる初心者&初級者の診断技術の向上に役立てば幸いです。
間違いも多々あると思いますが、ご容赦ください。
目次
症状
3月の下旬、公園のヤブツバキの葉表に、灰色の塊が付いているのをみつけました(写真1)。
灰色の塊を拡大したのが下の写真です(写真2)。
灰色の塊は、菊紋状の斑紋が放射状に広がったものです。
その斑紋は、葉面からやや盛り上がっています(わかりますでしょうか?)。
下の写真(写真3)から、斑紋の先が伸びて塊が広がる様子が伺えますね。
診断結果
これは “白藻病“ です。
菊紋状の斑紋は脱落せず、長く樹上に留まりますので、景観が著しく損なわれます。
防除
“白藻病” は、日当たりの悪い陰湿な環境下で発生しやすいので、被害が軽微なうちに整枝・剪定によって日当たりや通風を良くすることで被害を抑えることができます。
使用できる農薬
“白藻病” に使用できる農薬を見つけることはできませんでした。
罹病葉の除去、環境の改善に努めましょう。
下記の記事もご覧ください。
白藻(しろも)病
この記事では、樹木に発生する “白藻(しろも)病” について、当サイトの管理人 “kodachi” が本などで調べたことを記録しています。 “白藻病” は、「葉に斑点をつくる病…
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