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症状
9月の下旬、レモンの葉が虫にかじられたようになっていました(写真1)。
葉をじっくり観察すると黒っぽい幼虫が見つかりました(写真2)。
アップにして撮影したのが下の写真(写真3)。
診断結果
“ナミアゲハ“ の若齢幼虫です。
3齢幼虫かな?
防除方法
“ナミアゲハ” の生活環は以下のとおりですので、
- 成虫の活動期は3〜10月で、その間に2〜6回発生
- 成虫は葉裏に1個ずつ産卵
- 幼虫は5回の脱皮を経て蛹になる
- 蛹の状態で越冬
防除方法としては、
- 幼虫や卵を見つけて捕殺する
- 発生初期に殺虫剤を樹全体に散布する
などが有効でしょう。
今回は見つけた幼虫を粘着テープで捕まえました(写真4)。
虫を捕まえる時には素手ではなく、怪我のないように手袋などを装着して捕まえましょう。
使用できる農薬
使用できる殺虫剤としては
- クロチアニジン水溶剤
- BT水和剤
などがあります。
レモンは果実を食しますので、使用時期に十分注意して使用し、できるだけ農薬を使用しない防除に心がけましょう。
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